シャチハタと認印の違いについて解説します

2020年3月11日

「ハンコを押してきてください、ただしシャチハタは不可です」なんてことを言われたことがありますか?ここでは、シャチハタと認印の違いについて説明いたします。

シャチハタと認印の違いについて説明しております

認印、シャチハタとは

認印とは

認印のサイズは10mmから12mmが一般的です。

認印とは、印鑑登録をしていない印鑑のことを指します。宅配物の受け取りの際や書類に捺印する際に使用する印鑑です。認印は、セキュリティの関係上、銀行印や実印と分けて使用する場合が多く、別々に作成しておくことが必要になります。印鑑が必要になった時に焦らないためにも、あらかじめ準備しておきましょう。サイズは小さいもので結構です。具体的には10ミリから12ミリぐらいのものが認印に適しています。

シャチハタとは

シャチハタとはシャチハタ社が提供している「インク浸透印」のことを指します。「インク浸透印」とは、朱肉が必要にならない、インクで押せる印鑑のことです。「スタンプ」とも呼ぶこともあります。その会社名が有名になってスタンプのことを総称してシャチハタと呼ぶ方もいらっしゃいます。

シャチハタと認印は利用方法が異なります

認印とシャチハタの利用方法の違い

認印は朱肉を使うのに対し、シャチハタは「インク浸透印」のため、朱肉は必要ありません。シャチハタはスタンプのように何回もポンポンと押せるものになっています。ただ、シャチハタは印面がゴムで出来ているため、印鑑を押したときに印影が場面によって変わる可能性がある、などの理由でシャチハタではなく、認印を持って来てください、と言われることがあります。

認印とシャチハタの用途の違い

先ほどの理由から、「印鑑を押してきてください、ただしシャチハタは不可です」と言われる場面が出てきます。それでは、シャチハタと認印どちらが良いかを場面別で見ていきましょう。

役所や会社の書類はシャチハタが使えない場合が多いです。認印はそれらのケースでも使えます。

市区町村の役所における書類

シャチハタ不可。認印の方が良い。

シャチハタは印面がゴムで出来ていることから、経年劣化して印影が変化することや、その時々によって印影が変化すること、同じものが大量生産されているため、悪用されやすい、などの理由からシャチハタは不可となっています。

認印の場合、違う書体で作ることも可能ですし、長年使用しても落としたりしない限りは劣化しません。余談ですが、せっかくだったら長年使う認印も良いものを作ってもらうと、他の人と差別化できていいかもしれませんね。以上の理由から、市区町村の役所の書類に押す際は認印を持っていくようにしましょう。注意ですが、実印は印鑑登録の際に必要ですから、混同しないようにしてください。

会社の書類

シャチハタ不可。認印の方が良い。

会社の書類も同様に、シャチハタは使用しない方が良いです。特に会社では、「シャチハタではなく、認印を持って来てください」と言われることも多いですから、その指示に従いましょう。

回覧板や郵便物の受け取り

どちらも可。(シャチハタがおすすめ)

回覧板や郵便物の受け取りはどちらも使用可能です。せっかくだったら自分の名字のシャチハタを持っておいて、一回で押せるように玄関などの分かりやすい場所に置いておくと手間いらずで良いと思います。

いかがでしたでしょうか。印鑑道では、実印や銀行印を始め、認印も作成しております。シャチハタも販売しておりますので、ぜひ一度お立ち寄りしてみてください。