認印と実印の違いについて

2020年7月20日

「認印と実印は同じにしても大丈夫?」「認印と実印はどう違うの?」といった疑問が浮かぶ方もいらっしゃるかもしれません。今回は認印と実印の違いについてご説明いたします。

実印とは

実印とは、各市区町村の役場に登録した印鑑のことを言います。実印の使い道としては、不動産の取引や自動車の購入などが挙げられます。登録する際に役所から頂く印鑑証明書と、実印を押した契約書をセットで提出することが多いです。

人生で実印の使う場面はそう多くありません。しかし、大事な契約で使うことが多いので、セキュリティ性はしっかりとしておきましょう。例えば、実印を他人に渡したり、後述する認印のように沢山押したりすることは避けた方が良いです。

認印とは

認印とは、どこにも登録していない印鑑のことを言います。例えば、はんこ屋さんとか、100円ショップなどに置かれている安い印鑑は、三文判と呼ばれ、認印として使われることが多いです。認印の使い道は、会社や役所の書類、宅配便や郵便物など、日常的な場面が多いです。

実印と認印でおススメするサイズや書体が異なります

おすすめのサイズは男女で異なりますが、実印>銀行印>認印の大きさで作られる場合がほとんどです。実印は大きく、認印は小さく作る場合が多いです。書体ですが、実印は篆書体や印相体を用いて作る場合が多いです。その理由としては、印影が複雑な方がコピーされにくいからです。対して、認印は古印体や楷書体など、読みやすい書体で作ることが多いです。

 

 

実印と認印で適するサイズは異なります
実印と認印で適する書体は異なります

実印と認印は別々に作りましょう

それぞれの用途などが違う実印や認印を同じにして使うと、実印を沢山押してしまうことになり、コピーされるリスクが高まり、悪用されかねません。そういう犯罪もあることを踏まえて、実印と認印は別々にしておきましょう。