実印はフルネームで彫るべき?

2020年3月11日

実印はフルネームで彫ると良い、そんな話を聞いたことがありますでしょうか。いや、フルネームで彫るとだめだ、名字だけしか見たことない、なんて声もよくお聞きしますね。では、実印はフルネームで彫るのが本当に良いのでしょうか。ご紹介いたします。

実印はフルネームで彫るべきかどうか、ご説明いたします。

男性の場合はフルネームで彫るのが良い

実印は、男性と女性でフルネームが良いかどうか、異なります。結論から申し上げますと、男性はフルネーム、女性は名前のみもしくは名字のみが良いと言われています。男性はフルネームで彫ると良いと言われる由縁は、セキュリティのことが挙げられます。実印は、めったに使うものではありません。大事な契約の時に使うものですから、コピーされないように、より複雑な印影で彫った方が良いとされています。

名字のみ、名前のみ、フルネームで彫った場合、より複雑な印影になりやすいのは、フルネームで彫った場合と言えるでしょう。余談ですが、書体もより複雑な書体にした方が、コピーされにくいです。お勧めは篆書体か印相体です。

名字のみしか見たことがないという方がいらっしゃる理由は、男性の実印があまり日の目を見ないからだと思います。ショップなどで売っているのは、名字のみの印鑑が多いですから、名字のみしか見たことがない、とおっしゃるのも頷けます。

男性はフルネーム、女性は名字のみ、もしくは名前のみがお勧めです。

女性の場合はフルネームで彫らない方がいい

それでは、女性もフルネームで彫ったらいいんじゃないの?と思われる方もいらっしゃると思います。これはあまりお勧めできません。その理由が、フルネームで彫ったら、男性と衝突してしまう可能性が高まると昔から言われているためです。フルネームで彫ると、自分を強く主張してしまうということになり、男性と衝突してしまう、と言われています。結婚されている方は、フルネームより、名字のみ、名前のみで彫ると家庭が安定すると言われています。

また、フルネームでいったん彫ってしまうと、女性は名字が変わる恐れがあるため、再度作り直さないといけなくなる可能性もあります。その点には注意しましょう。

男性はフルネームで、女性は名前か名字で

以上のことから、男性はフルネームで、女性は名前か名字で彫った方が良いとされています。

もちろん、あくまで推奨なのでこれ以外で彫ったらダメというわけではありません。印鑑屋さんに行けば色々教えてもらえると思いますので、思い切って聞いてみましょう。ご参考になれば幸いです。