象牙について

2020年3月11日

ハンコを選ぶ際、印材に迷われる方は数多くいらっしゃると思います。今回は最高級の印材とされている、象牙についてご説明いたします。

象牙について

象牙は耐久性が優れており、捺印すると印影が美しく映るため、印材の中でも高級な部類に入ります。象牙は歯(カルシウム)で出来ているため、ひび割れや虫食いに強いです。象牙は牙の印材を採取する場所によってランクが変わります。象牙の中心部に向かうほど目が細かく揃っていて、芯の部分から取れる「芯持ち」は最高水準の貴重な印材とされています。

象牙は1989年におけるワシントン条約で国際取引が禁止されています。しかし、経済産業省が発行する政府認定シールがついている象牙は国内での取引が認められています。象牙の売買をおこなう業者は政府への登録が義務付けられており、政府に登録された印材には認定シールが添付されています。象牙は認定シールがついている物を購入するのが良いです。

象牙は最高級の印材

象牙は耐久性や捺印性などすべての部分で優れており、最高級の印材とされています。象牙の保管は高温多湿を避けることが重要です。もし、印材を選ぶ機会がありましたら、参考にしていただければ幸いです。