実印は苗字のみで彫る?おすすめの彫り方は?

2023年5月28日

「印鑑って苗字のみで彫られているのをよく見るから、実印も苗字のみで彫っても問題なさそう」と考える方もいらっしゃると思います。それでは、実印は苗字のみで彫って大丈夫か、検証したいと思います。

実印は苗字のみで彫っても構わない

結論から申し上げますと、実印は苗字のみで彫っても大丈夫です。実際に苗字のみで彫られる方もいらっしゃいます。実印のルールとして、苗字のみ、名前のみ、もしくはフルネームで彫っておくと印鑑登録が可能になります。

おススメは男性がフルネーム、女性が名前のみ

おススメは男性がフルネーム、女性が名前のみの彫り方となります。男性のフルネームをお勧めする理由は、印影が複雑になり、コピーされにくくなるというメリットがあるためです。他の印鑑とも区別が付きやすいという理由もあります。女性の名前のみをお勧めする理由は、女性は結婚して苗字が変わるためです。名前のみにしておくと、再度印鑑登録しなくてよい、というメリットがあります。ですので、男性はフルネームで、女性は名前のみで彫ることをお勧めします。

お勧めは男性がフルネーム、女性が名前のみ

男性と女性でお勧めする実印のサイズが異なる

男性は15mmから18mmで実印を作るのに対して、女性は13.5mmから15mmで実印を作ります。この男性の方が大きい理由は女性が一歩引いた立場であった古来の風習から来ているものです。男性は16.5mmが実印で最もよく売れるのに対し、女性は15mmが実印で最もよく売れます。

実印にお勧めのサイズ

実印の印影はより複雑に

はんこ屋さんに行くと、書体を選ぶ場面があります。実印にお勧めの書体は篆書体か印相体です。その理由としては、先ほどご説明した「印影をより複雑にするとセキュリティ性が高まる」ということが関わっています。篆書体や印相体は読みにくい書体ですので、コピーされにくい、ということになります。ゆえに、篆書体か印相体が実印にお勧めの書体になります。

実印にお勧めの書体

実印は耐久性の高いものを

実印は滅多に押さないとはいえ、一生ものの印鑑となります。より耐久性の高いものを選ぶと良いと思います。具体的には、黒水牛や象牙などがお勧めとなります。

お勧めの印材、象牙
象牙はお勧めの一つ

いかがでしたでしょうか。ご参考になれば幸いです。