認印を名前のみで彫って大丈夫なのか?

2020年3月11日

印鑑を名前のみで彫った方が良いことを聞いたことがある人がいると思います。では、認印は名前のみで彫っても大丈夫なのか、ということをご説明いたします。

認印とは

認印とは、役場にも銀行口座にも登録していない印鑑のことを指します。ですので、例え実印っぽく彫った印鑑でも、登録していなければ認印として扱われる、ということになります。

認印の使い道について

認印は、市区町村の役所における書類や会社における書類、郵便物の受け取りなどで主に使います。認印を押すことによって、これは〇〇さんが押した印鑑です、と認めることになります。そういう役割のため、できるだけ認印は一目見て分かるものであることが、大事になってきます。新たに認印を作る際は、分かりやすさを意識すると良いと思いますので、書体などを選ぶ際も気をつけて頂ければと思います。

認印を名前のみで彫ると…

例えば、「山田太郎」さんという方がいるとします。親しい間柄の人であれば、この人は「山田太郎」さんであると分かりますが、大体の人は、この人は「山田」さんであると認識し、それ以上のことは知らないことが多いと思います。ですので、認印を「太郎」さんで作ってしまうと、会社の人が見ても「この印鑑は誰が押したものだろう?」と思ってしまいます。だから、認印は名字のみが一般的であると言われています。名前のみは基本的に避けた方がいいかもしれません。

認印は名字のみがベスト

基本的に、日本人は名字でその人を識別していることが多いと思います。認印は、その人が確かに書類などに押した印鑑ですよ、と認めるものですので、認印は名字のみがベストであると言えます。また、フルネームで彫ることも、問題ないと思います。フルネームで彫るのは、印鑑屋さんに頼まないとできないと思いますので、それだけ料金も多少かかってしまうかもしれませんが、1度立派なものを作っておくと、長持ちしますのでおススメです。

いかがでしたでしょうか。ご参考になれば幸いです。